応急処置・心肺蘇生講習会

yoheiです

 

応急処置と、心肺蘇生講習会とか何とかいうものを受けてきました

3時間

 

消防の緊急救命部隊の方々に教わりました。

特に心肺停止状態の人を発見した場合の対処方法を、この場で発信したいと思います。

 

まず、僕らが出来る事(やらなきゃいけない事)というのは、

心肺停止状態の人を見つけてから、救急隊が来るまでに状態を悪化させないようにすることです。

それは、非常に大切な事で、やる/やらないで助かる率が2倍や3倍になります。

 

まず、一番大切なのは、目の前で倒れている人が、知らない人であっても、

応急手当てをするために、前へ出る勇気です。

そして、確実に救急車を呼ぶこと。

これは、人が集まっていて、みんなが誰かが呼んだだろうと思って、

呼ばずに時間が経ってしまうという例もあるらしく、誰かを指名するのが良いようです。

意識が無さそうな場合、AEDも、誰かを指名して持ってきてもらってください。

 

手当ては、色々ありますが、呼吸が無い場合は、

胸骨圧迫(心臓マッサージ)を絶え間なく続ける必要があります。

胸骨圧迫は胸の中心を強く毎分100回のペースで圧迫します。

(drop into the ocean/Lyrical Sugarの速さです)

圧迫30回に1度の割合で、人口呼吸を入れます。(入れなくても可)

胸骨圧迫を止めて良い場合。

・救急隊が到着して、交代を告げられた時。

 (救急車が到着したときではありません)

・身の危険がある時。

 (安全な場所に移動して、胸骨圧迫を続けます。)

・体力の限界が来た時。

 (誰かに代わってもらってください。)

・患者の意識が回復した時。

・AEDを使う時。

とにかく、胸骨圧迫で、強制的に血を巡らせなくてはなりません。

 

AEDは、到着次第使います。

最近は、色々な場所で見かけます。

蓋を開けて、まず電源を入れます。

開けると勝手に電源が入るものもあります。

後は、音声で指示が出るので、それに従えば良いです。

大体の流れは、

電極パットを取り出して、胸部にしっかりと貼ります。

片側の胸と逆の脇の下に貼ります。絵も描いてあります。

貼りにくい場合は、両脇でも大丈夫です。(心臓を挟む位置に貼るそうです。)

ネックレスなどは避けてください。

貼れたら、自動で心電図解析を始めて、

「電気ショックボタンを押してください。」か

「心肺蘇生(胸骨圧迫)を行ってください。」という指示が出ます。

後は、指示に従えば良いです。

AEDは、取り付けたままにします。

2分置きに、起動して、心電図解析と、電気ショックが必要かどうかの指示を出してきます。

 

出血が激しい場合は、止血が優先になります。

出血部を心臓より高く上げて、タオルなどで患部を圧迫します。

血がドンドン沁みてきても、患部に当てたタオルは、ずらしちゃいけません。

必要なら、その上から、もう一枚タオルを被せてください。

命に関わる出血量は、女性で1.5リットル、男性で2リットルくらいらしいです。

そこまででない場合は、胸骨圧迫が優先です。

意識があって、そこまでの出血でない場合は、

止血を行って、自家用車やタクシーで病院に向かってくださいとのことです。

その出動のせいで、もっと救急を要する人を助けるのが遅れたら困りますから、

救急車は使わないでください。

 

心肺停止状態で病院に運ばれた人が生き延びる率とは、

10%もないそうです。

適切な応急処置をやっても、生き延びない人の方が多いらしいです。

それでも、その少ない助かる確率が、2倍3倍になるんです。

 

次回は、患者が女性の場合、胸毛が濃い人のAED法、などなど、、、

ちょっと聞きにくいことを書いてみようと思います。

聞きにくいけど、大切。